暗号資産(仮想通貨)を安全に管理できることから需要が高まっているLedger Nano X(レジャーナノエックス)についてレビューしていきます。
暗号資産の人気が高まってくるのはとってもうれしいですね。
しかし、人気が高まるからこそ暗号資産を盗もうと考える人も現れてくるのが現実。
過去に「マウントゴックス」(2014年当時最大規模の仮想通貨取引所)で起きた、85万BTCのビットコイン(当時約480億円)をハッキングされる大きなニュースがありました。
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口座開設した取引所に資産を置いといても、ネットワーク上にある以上安全という保証はありません。
今回は、より安全に暗号資産を守るためにネットワークから切り離された"ハードウェア"での保管について解説します。
かなり重要な内容になっているので、これから暗号資産の購入・運用を考えているなら是非最後までご覧になってみてください。
Ledger Nano Xってなに?
Ledger Nano X(レジャーナノ X)とは、暗号資産(仮想通貨)の取引に必要な「秘密鍵」をオフライン上で管理できるハードウェアウォレットです。
簡単にいうと、USBメモリーのようなものに暗号資産を保管できるってことですね。
Ledger Nano Xは大手メーカーであり、品薄状態が続くほど世界的に大人気。
日本正規販売店のハードウェアウォレットジャパンさんでは何度も再販のお知らせツイートが流れてます。
暗号資産の流行とともに安全に取引をしたいと思う人が増えたことで、ハードウェアウォレットに注目が集まりました。
ただ、転売や詐欺行為なども増えているため購入先には十分気をつけなければいけません。
購入先の注意点についても解説しているので、購入を検討している場合は必ず読むようにしてください。
ちなみに、Ledger Nano Xにはもう一つ「Ledger Nano S」もあります。
簡単に"X"と"S"の違いについて解説しておきますね。
Ledger Nano "X"とLedger Nano "S"の違いについて
Ledger Nano "X"とLedger Nano "S"のカタログスペックの違いは下記の通り。
Ledger Nano S Plus | Ledger Nano X | |
---|---|---|
価格 | ¥12,499(税込) | ¥23,999(税込) |
大きさ | 62.39mmx 17.40mm x 8.24mm | 72mm x 18.6mm x 11.75mm |
重量 | 21g | 34g |
対応暗号資産 | 5,500以上 | 5,500以上 |
保存可能アプリ数 | 最大100 | 最大100 |
Windows | Windows 10~ | Windows 10~ |
MacOS | macOS 12~ | macOS 12~ |
Android | Android 9~ | Android 9~ |
iOS | ー | iOS 13~ |
対応ウォレット | 50種類以上 | 50種類以上 |
スクリーン | 128 x 64ピクセル | 128 x 64ピクセル |
Bluetooth | なし | あり |
バッテリー | なし | スタンバイモードで8時間 |
コネクター | USB-C | USB-C |
カタログスペックを見てもそこまで大きな差はないですね。
ぶっちゃけ買うならLedger Nano S Plusの方がコスパ的におすすめです。
スペックはほぼ変わりませんが、Ledger Nano S Plusはアンドロイドのみの対応で、バッテリーは内蔵していないので、かならず充電ケーブルをスマホ、もしくはパソコンに接続しながらの操作になります。
スマホのみでLedgerを使おうとしているのであれば、上記の違いには注意するようにしてください。
ちなみに僕は、iPhoneユーザーなのでLedger Nano Xに決めました。
アンドロイドユーザーならLedger Nano S Plusの方がコスパが最高なのでおすすめです。
ハードウェアウォレットの魅力と注意点
ハードウェアウォレットの魅力は、なんといっても"セキュリティの高さ"ですね。
オフラインで「秘密鍵」を管理できるのは、ネットワーク上で管理するよりも圧倒的に安全性が高いです。
仮に、取引所にハッカーが攻め込んできて暗号資産を盗み出したとしても、あなたがハードウェアウォレットで暗号資産を管理しているなら全く問題ありません。
オフラインで暗号資産を管理している強みですね。
しかし、ハードウェアウォレットであっても注意点があります。
特に下記には注意してください。
- Amazon等の公式以外の販売サイトで購入
- フリマサイトなどから中古品を購入
- リカバリーフレーズを第三者に教えてしまった
ハードウェアウォレットはセキュリティが非常に高いですが、それでも悪用を考える人はいます。
ハードウェアウォレットのメリットで、デバイスを紛失や破損したとしても事前に設定したリカバリーフレーズを使えば再び新しく購入したデバイスで復元が可能です。
そのため、Ledger Nano X(S Plus)を購入した後に、初期設定でリカバリーフレーズを設定する必要があります。
しかし、公式サイト以外だと最初からリカバリーフレーズが設定されているものが売られていたりします。
リカバリーフレーズが設定済みのものに暗号資産を入れると、事前に設定した者が別のデバイスにあなたが保管した暗号資産を移し替えることが可能。
など、購入先での注意点や、リカバリーフレーズの扱いを間違えてしまうと、ハードウェアウォレット内の暗号資産を抜き出されてしまう可能性があります。
どんなに安くても公式サイト以外からLedger Nano X(S Plus)を購入するのはやめてください。
暗号資産は海外で爆発的に人気が高く、日本でも話題になりつつありますが、その分詐欺やハッカーなどの悪質な行為も多く見受けられます。
記事の後半では、「Ledger Nano Xの購入時の注意点」についても解説しているので、購入を検討しているなら必ず読むようにしてくださいね。
Ledger Nano Xを実際に使ってみたレビュー
「Ledger Nano X」を実際に使ってみた感じたレビューをしていきます。
- 手にとってから初見で感じたこと
- 使い始めてから感じたこと
手に取ってから感じたことと、使い始めてから感じたことでは感覚が変わってきたので参考になるかと思います。
手にとってから初見で感じたこと
まず最初に感じたことは、表記が英語ばかりで使いづら・・・・。
海外の製品なので当たり前ですが、外箱から全部英語表記
Ledger Nano X本体を起動してみても英語表記。
ちょっと面倒だなぁというのが正直な感想ですね。
使い始めて感じたこと
英語表記で面倒だと感じたのは最初だけでした。
基本、Ledger Nano Xは鍵のような役割なので、実際に暗号資産(仮想通貨)の取引にはパソコンかスマホでの操作になります。
パソコンやスマホで操作する際に、「Ledger Live」というアプリを使うんですが、日本語表記が可能。
めんどうなのは最初の初期設定くらいでしたね。
暗号資産は実体のないものですが、Ledger Nano Xを使っていると資産の所有感も感じられて結構満足してます。
Ledger Nano Xのメリット・デメリット
Ledger Nano Xのメリット・デメリットについては以下の通りです。
デメリットは3つ
デメリット
- 高価なものが多い
- すべての暗号資産に対応していない
- デバイスはすべて英語表記
メリットは3つ
メリット
- 最も高いセキュリティで暗号資産を管理できる
- パソコンを持っていなくても利用可能
- 正規代理店からの購入でいつでもサポートが受けられる
デメリット
高価なものが多い
Ledger Nano Xに限ったことではないですが、ハードウェアウォレットは高価なものが多いです。
Ledgerシリーズで一番安いものでも、1万円台からになります。
ここは資産を守るためのセキュリティ強化費用として考えるしかないですね。
すべての暗号資産に対応していない
Ledger Nano Xが現在(2022年12月時点)対応している暗号資産は5,500種類以上。
暗号資産対応表は下記を参照してください。
すべての暗号資産に対応しているわけではないですが、対応している総数でいえば十分かなと。
ただ、メジャーなXEM(ネム)、MONA(モナコイン)には対応していないので注意が必要です。
デバイスはすべて英語表記
英語に苦手意識がある人はちょっと苦戦するかもです。
日本正規代理店が販売しているとはいえ、デバイス自体は日本語対応していないので、すべて英語表記。
翻訳するなりして初期設定を進めないといけないので、最初は結構苦労するかもです。
基本的には、「Ledger Live(レジャーライブ)」というスマホ・PCアプリを使って暗号資産を動かします。Ledger Liveは日本語対応のため、操作には何も不自由は感じないのでご安心ください。デバイスの初期設定(Ledger Nano X)をする際は、英語表記に対応しなくてはいけませんが、当記事で全て日本語翻訳しています。そちらを見ながら初期設定を進めてみてください。
メリット
高セキュリティで暗号資産を管理できる
ハードウェアウォレットの最大の魅力のひとつですね。
オフラインで秘密鍵を管理でき、デバイス自体が資産のやりとりをする際のカギとなるので、セキュリティは暗号資産を管理する上で最も高いと言えます。
パソコンを持っていなくても利用可能
Ledger Nano Xは、Bluetooth対応のためスマホからでも暗号資産のやり取りが可能。
外出先やパソコンを持っていなくても、Ledger Nano Xとスマホがあればすぐに取引ができます。
注意ポイント
正規代理店からの購入でいつでもサポートが受けられる
Ledger Nano Xを正規代理店からの購入者のみ、メールまたはLINE@でのサポートを受けることが可能になります。
不明点やトラブル時には助かるサポートなので、正規代理店からの購入をするようにしてください。
Ledger Nano Xの口コミ
Ledger Nano Xの口コミについて調べてみました。
有名な方も使用していたので、参考になるかと思います。
Twitterの口コミ
ブログ界隈で有名なマナブさんもLedger Nano Xではないですが、"S"の方を利用してました。
Ledgerへの信頼度が高いですね。
元素騎士とのコラボモデルは面白いですね。欲しかったのですが販売開始からわずか4分で完売したそうです...。
Ledgerの公式ツイートからは、Ledger Nano Xのコラボモデルの最新情報もみれる。
最近はいろんな世界的なデジタルアーティストとのコラボが多いので、公式のツイートは要チェックです。
限定カラーのBlack × Black格好いい...。
大切なNFTや暗号資産を保管するには最高ですね。
Twitterを見てるとLedgerの複数持ちの方結構いらっしゃいます。
暗号資産やNFTを複数のLedgerに分散して管理をすれば、さらにセキュリティアップ間違いなしですね。
与沢翼さんもLedgerを愛用
YouTubeで与沢翼さんもLedgerを使って暗号資産を利用していらっしゃいました。
暗号資産で有名な与沢翼さんも使っているとLedgerへの信頼も一段と上がってきます。
Ledger Nano Xの購入先の注意点【購入前に必ず読んでください】
Ledger Nano Xを購入する際は、「購入先」に必ず気を付けるようにしてください。
購入先の注意点は2つ
- 必ず正規販売店から購入する
- Amazonや楽天、フリマサイトなど個人からの購入は絶対にしない
上記の2つは必ず守るようにしてください。
Ledger Nano Xを購入すると必ず「リカバリーフレーズ(シードフレーズ)」を自身で設定します。正規販売店以外で購入すると、これらがすでに設定済みのものが売られていることがあります。
リカバリーフレーズ(シードフレーズ)が設定済みのものに暗号資産を入れてしまうとどうなるのか?
答えは簡単で、あなたが入れた暗号資産はすべて抜き取られます。
もくじの"ハードウェアウォレットの魅力と注意点"でも軽くお伝えしましたが、Ledger Nano Xは紛失や破損してもリカバリーフレーズ(シードフレーズ)があれば別のデバイスに暗号資産やNFTを復元することが可能。
そのため、リカバリーフレーズ(シードフレーズ)は自分自身で設定して、誰にも知られないように厳重に管理する必要があります。
悪用を考える人は、最初からリカバリーフレーズを設定したLedgerを安価で販売し、別のデバイスに販売したLedgerのリカバリフレーズを設定して購入者の暗号資産を抜き取ろうと考えます。
安易に安いからといって、フリマサイトや個人からLedger Nano Xを購入するのは絶対にやめましょう。
浮いた金額以上の資産が抜き取られたら本末転倒です。
Amazonや楽天でもLedgerシリーズが販売されていますが、正規販売店のなりすまし業者も多いのでなるべく避けるようにしましょう。
正規販売店は以下の通り。
Ledger本社
- 公式Ledger:https://www.ledger.com/ja
Ledger日本販売代理店
- Earth Ship LTD.:https://hardwarewallet-japan.com/
- Bic Camera:https://www.biccamera.com/bc/main/
- Yodobashi:https://www.yodobashi.com/
- Yamada:https://www.yamada-denkiweb.com/
上記はLedger社(Ledger本社)のホームページに載っている、日本販売代理店になります。
日本販売代理店は4つありますが、Bic Camera、Yodobashi、Yamadaにおいては在庫が結構少なめ。
Ledger Nano X(S Plus)を購入するのであれば、「Earth Ship LTD.」がおすすめですね。
Ledger社のサイトからも購入は可能ですが、発送先が海外なので到着まで少し時間がかかります。
安全、かつ迅速にLedger Nano Xを購入するのであれば、「Earth Ship LTD.」一択で問題ありません。
到着まで時間はかかりますが、Ledger社から直接購入するメリットもいくつかあります。
- 最新のデバイスがある
- 限定版がある
2023年1月時点では、「Ledger Stax」という最新のデバイスが、予約可能。
また、Ledger Nano Xにはブラックモデルや有名デジタルアーティストとのコラボモデルなど限定版もあります。
一部購入時に暗号資産(ETH)でNFT(引換券)を購入して、限定のLedger Nano Xに特典なども付いてくるのでETHの価格次第ではお得に購入できたりします。
購入方法についてはまた別の記事で解説します。
購入後の注意点
購入後の注意点は3つ
- 必ず箱の中身を全て確認する
- リカバリーフレーズ、PINコードは忘れないように必ずメモをする
- 自分以外にリカバリーフレーズ(シードフレーズ)を教えない
Ledger Nano Xが届いたら必ず箱の中身を全て確認しましょう。
箱の中身はこちら。
- Ledger Nano X 本体 × 1
- USBケーブル × 1
- スタートアップガイド × 1
- リカバリーシート × 3
- チェーンストラップ × 1
- Ledgerステッカー × 1
中身に間違いがないかチェックします。
リカバリーシートが3枚入っていますが、必ず空白であることを確認。
注意ポイント
リカバリーフレーズ、PINコードは絶対に忘れないようにしましょう。
これらを忘れてしまうと、Ledger Nano Xの初期化が必要になってしまいます。
その際、中に暗号資産が保管されていると2度と抜き出せなくなってしまいます。
リカバリーシートに、「リカバリーフレーズ、PINコード」を自分で書き、大切に保管してください。
Ledger Nano Xの初期設定
Ledger Nano Xの初期設定は以下の通り。
- PINコードを設定
- リカバリーフレーズを確認・メモ
- Ledger Liveをインストール
- Ledger LiveとLedger Nano Xをペアリング
- Ledger Nano Xにアカウントを追加する
初期設定の時間はだいたい20〜30分ほどあれば終わります。
ちょっと時間かかるかもですが、大事なポイントもあるのでゆっくり進めてください。
それでは早速用意するものを確認してから初期設定をはじめていきましょう。
用意するもの
Ledger Nano Xを使うにあたって用意するものは下記になります。
- Ledger Nano X
- PCまたはスマホ
- リカバリーシート
- 仮想通貨取引所の口座
Ledger Nano X
正規販売店で購入したLedger Nano Xを用意しましょう。
- 公式Ledger:https://www.ledger.com/ja
- Earth Ship LTD.:https://hardwarewallet-japan.com/
- Bic Camera:https://www.biccamera.com/bc/main/
- Yodobashi:https://www.yodobashi.com/
- Yamada:https://www.yamada-denkiweb.com/
PCまたはスマホ
お手元のPCまたはスマホを用意してください。
"Ledger Live"というアプリをインストールしていきます。
リカバリーシート
Ledger Nano Xの箱の中身に、リカバリーシートが3枚入っているのでそちらを使います。
一枚だけで大丈夫なので、用意しておきましょう。
国内取引所の口座
仮想通貨取引所に日本円を入金し、暗号資産を購入する必要があるので事前に口座開設をしておきましょう。
国内の取引所であれば日本円に対応しているので、取引手数料を安く抑えられるビットフライヤー(bitFlyer)がおすすめ。
10分ほどで開設可能なので、作ってみてください。
口座の開設が完了したら、Ledger Nano Xの初期設定をすすめていきましょう。
ステップ1:PINコードを設定
Ledger Nano Xを箱から開封したらまずPINコードの設定をしていくのですが、先に箱の中身を確認しておきましょう。
- Ledger Nano X × 1
- USBケーブル × 1
- スタートアップガイド× 1
- リカバリーシート × 3
- チェーンストラップ × 1
- Ledgerステッカー × 1
上記に間違いがなければ、Ledger Nano X本体を取り出します。
操作ボタンについて
Ledger Nano Xにはボタンが両サイドにあります。
まず、左のボタンを押してLedger Nano Xを起動させます。
「Ledger」と表示されたあとに、「Welcome to Ledger Nano X Press right button to continue」と表示されます。
右ボタンを押して次に進みます。
「Set up as new device」と表示されたら、左右のボタンを同時に押します。
左右のボタンを押したら次にPINコードの設定を行います。
PINコードの設定
上記の画面になったら左右のボタンを同時に押して次に進みましょう。
PINの選択とは?
右または左ボタンを押すと、以下の並びで数字が表示されます。
×、✔︎、1、2、3、4、5、6、7、8、9
数字が決まったら左右のボタンを同時押しで次に進みます。これを4〜8回繰り返しましょう。
8つ目の数字の入力が終わったら、左右のボタンを同時に押してPINコードの設定は終了です。
PINコードを忘れないように紙にメモをして大事に保管しておきましょう。
4桁で設定したい場合
確認のためのPINコードを再入力
先ほど設定した4〜8桁のPINコードを再入力します。
入力が終わったら左右のボタンを同時に押しましょう。
PINコードの再入力が終わると上記の画面になります。
PINコードの設定はこれで完了したので、次にリカバリーフレーズの設定を行いましょう。
ステップ2:リカバリーフレーズを確認・メモ
これからリカバリーフレーズが表示されるので、メモをするための「リカバリーシート」を用意しましょう。
24の英単語(リカバリーフレーズ)の確認・メモ
上記の画面になると、24個の英単語が表示されます。
右ボタンを押しながら、「#1〜24」の英単語のスペルを間違えないようメモをとりましょう。
今、あなたが手にしているLedger Nano Xで表示されている英単語の配列は、あなただけの組み合わせになっています。
この24個の英単語の配列を使うことで、Ledger Nano Xが故障、紛失などした時に、別のLedger Nano Xにリカバリー(復元)を行うことができます。
注意ポイント
すべての英単語を確認すると上記の画面になります。
次の画面で、リカバリーフレーズの再入力が必要のため、漏れがあると次に進めなくなってしまします。
24個の英単語があることをしっかり確認して、問題がなければ左右のボタンを押して次に進みましょう。
先ほど確認したリカバリーフレーズが#1〜24までランダムで表示されるので、リカバリーシートにメモした順番通りに入力しましょう。
入力が終わると、リカバリーフレーズについての注意点が表示されます。
以下が日本語に訳した内容になります。
リカバリーフレーズの注意点について
リカバリーフレーズ確認の完了
リカバリーフレーズの注意点を確認したら、左右のボタンを押します。
左右のボタンを押してダッシュボードに移動します。
これでリカバリーフレーズの確認が終了しました。
次は、Ledger Liveのインストール・接続を行いましょう。
ステップ3:Ledger Liveをインストール
実際に暗号資産のやりとりをするための、「Ledger Live」をインストールします。
インストールはPC・スマホどちらでもOK。
下記のURLからダウンロードページに進んでください。
Ledger LIveダウンロードページ:https://www.ledger.com/ja/ledger-live
インストールができたら、次にLedger LiveとLedger Nano Xを同期させましょう。
ステップ4:Ledger LiveとLedger Nano Xをペアリング
基本的な流れはPC・スマホどちらも同じなので、メインで使う方から同期させてOK。
下記の内容はスマホからの手順で解説していきます。
Ledger Liveを起動
Ledger Liveを起動させたら、「はじめに」をタップしましょう。
ポイント
「はい。」をタップ。
「Ledgerをセットアップ」をタップ。
「Ledger Nano X」をタップ。
「Nanoを接続する」をタップ。
「続行」をタップ。
「Nanoをペアリングする」をタップ。
手元のLedger Nano XをBluetoothでペアリングを開始します。
「Bluetoothとペアリングする」をタップ。
手元のLedger Nano XのPINコードを解除すると、Bluetoothで接続可能な状態になります。
自分のLedger Nano Xが画面に表示されたらタップしましょう。
ペアリング完了
上記の画面が表示されたら、Ledger Nano XとLedger Liveのペアリングが完了です。
「続行」をタップしてホーム画面に進みましょう。
ステップ5:Ledger Nano Xにアカウントを追加する
Ledger Nano Xにアカウントを追加していきます。
アカウントの追加ができればLedger Nano Xの初期設定は完了なので、もう少し頑張りましょう!
アカウントとは?
今回、ビットコイン(Bitcoin)を追加していきます。
アカウントの追加は全て同じなので、自分の好きなアカウントを追加してみてください。
アカウントの追加
「アカウントの追加」をタップ。
「Ledgerと共に」をタップ。
「Bitcoin(BTC)」をタップして選択します。
上記の画面になったら、手元のLedger Nano Xの電源をオンにしてPINコードを入力しましょう。
PINコード入力後、Ledger Nano Xが下記の画面になります。
左右のボタンを同時に押してインストールを許可します。
すると、アカウントのインストールが始まります。
アカウントのインストールが終わると、「Open app Bitcoin」と表示されるので、左右のボタンを同時に押してください。
「Bitcoin is ready」と表示されたら終了です。
スマホ画面に戻って、アドレスタイプの選択をしましょう。
アドレスタイプの選択
インストールが完了すると、ビットコインのアドレスタイプの選択画面になります。
「どのアドレスタイプを選ぶべき?」をタップすると、それぞれのアドレスタイプの詳細を確認できますが、基本的には「NATIVE SEGWIT」で問題ありません。
アカウントの追加完了
ビットコインのアカウントが正常にインストールされました。
以上でLedge Nano Xの初期設定も完了になります。お疲れ様でした。
本記事では、Ledger Nano Xの初期設定までを解説しました。暗号資産の送受金やその他の機能については別の記事で解説いたします。
まとめ:リスクを買うくらいならLedger Nano Xを買うべき
Ledger Nano Xのレビューや初期設定について解説させていただきました。
冒頭でもお話しさせていただきましたが、暗号資産に関するネガティブなニュースは人ごとだと思わない方がいいですね。
いつ自分が被害者になってもおかしくない時代です。
自分の資産をネットワーク上に保管することで、リスクを買うことになるならLedger Nano Xを購入してリスクを減らしましょう。
少しでも当記事があなたの資産を守る手助けになることを願っています。